2020年6月25日に放送された秘密のケンミンSHOW 極では、新潟県の笹だんごが紹介されました。
新潟県の笹だんご
あんこがぎっしりとした緑色のお餅が笹で包まれた笹だんごは、地元のサービスエリアやお土産売り場でもよく販売されている越後名物です。江戸時代中期頃の書物「北越風土記」には、上杉謙信の家臣が作ったと記されています。1554年に上杉謙信が越後の春日山城を出る際に柿崎城主に仕えていた菓子職人が防腐効果がある笹で包んだ中国のチマキを真似て兵糧として作ったと言われており、材料となり米・笹・よもぎ・い草が野山で手に入ったため貧しい農民の知恵として根付いたと考えられています。昭和39年の新潟国体で「笹川餅屋」の4代目がお土産として笹だんごを提案・推進したことから新潟県の推薦特産品として認定され全国に広まりました。今では新潟県内で100軒以上のお店で販売されています。
田中屋本店 みなと工房
田中屋本店は、工場を併設している県民熱愛の笹だんごのお店。売り場の横では職人さんたちが笹だんごをつくっている様子を目にすることができます。こしあん、つぶあん、きんぴら、あらめ、茶豆と5種類の笹だんごを販売しています。
【笹だんご(つぶあん入)】
うるち米ともち米をブレンドした笹だんご専用の粉を使った生地を一晩寝かせてから国産よもぎと合わせついたお餅は、もち米を入れることでもちもちとして歯切れのいい独特の食感。あんこは、北海道産小豆を煮詰めた甘さ控えめ粒餡。クマザサより幅が広いチマキザサという笹の葉で包み上げ、い草でぐるぐると巻き蒸しています。蒸したてのお餅はやわらかく絶品です。
【アラメの佃煮】
佐渡沖で獲れる海藻、アラメの佃煮が入った笹だんご。昔は、砂糖が入ったあんこが貴重だったため笹だんごにはありあわせの総菜を詰めていたそうです。
- 笹だんご(つぶあん入)172円
- アラメの佃煮
住所 | 新潟県新潟市中央区柳島町1-2-3 |
---|---|
TEL | 025-225-8822 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 元旦 |
公式サイト | https://www.dangoya.com/ |
笹川餅屋
笹川餅屋は、明治16年創業の老舗。現在は、6代目がお店を切り盛りしています。
住所 | 新潟県新潟市中央区西堀前通4番町739 |
---|---|
TEL | 025-222-9822 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | http://sasagawamochiya.sakura.ne.jp/ |
紙ふうせん
紙ふうせんでは、マス入りやゴボウ入りなど甘くない笹団子を販売しています。塩マスは、塩漬けにしたマスが入った笹だんごです。
住所 | 新潟県新潟市南区味方873 |
---|---|
TEL | 025-374-3905 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 月曜、第2・4火曜 |
卯月堂菓子舗
カレーの入った笹だんごを販売しています。※要予約
住所 | 新潟県胎内市北本町5-25 |
---|---|
TEL | 0254-43-2545 |
営業時間 | 8:30~19:00 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | http://ugetudou.com/ |