コッツウォルズ地方に行ったらぜひ訪れたい村の一つがカッスルクームです。コッツウォルズ地方には蜂蜜色の石で作られた家々が独特な景観を創り出している村が数多くありますが、カッスルクームもその例にもれず、まるで絵本から飛び出したような可愛らしい村です。その可愛らしい景観を見るために毎年多くの人がこの小さな村を訪れ、今では人気の観光地となっています。スピルバーグ監督の「戦火の馬」など数多くの映画の撮影場所としても使われて観光客の多いカッスルクームですが観光のできる場所と住民の居住地がしっかりと区分けされており住民の生活もしっかりと守られています。
カッスルクームの見どころ
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14世紀に建てられたマーケットクロス
カッスルクームは中世には羊毛産業で栄えていました。14世紀に入り村でウィークエンドマーケットが開かれるようになり、その時に作られたのがマーケットクロスです。マーケットクロスは3本の道が交わる村の中心に位置しており、中世そのままの姿を今でも残しています。
中世の時計が残る聖アンドリュース教会
マーケットクロスのお隣に中世に建てられた小さな教会「聖アンドリュース教会(St. Andrew’s Church)があります。この教会には中世に作られた時計カッスル・クーム・クロックが残されており中世から変わらず今でも時を刻み続けています。
今では珍しくなった茅葺屋根の家
カッスルクームには村のはずれに茅葺屋根のお家があります。茅葺屋根の家はその維持が大変なことや茅葺職人があまりいなくなってきていることからイギリスでも数が少なくなってきており、今ではめずらしい存在となっています。カッスルクームの茅葺屋根のお家は村の雰囲気ともマッチしてまるでおとぎ話に出てくるお家のようです。
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一度は泊まってみたい歴史あるマナーハウス
マナーハウスとは農村に荘園があった中世ヨーロッパでその領主の邸宅だった館のことです。カッスルクームには14世紀に建てられたマナーハウスがあり、改装されて現在はホテルとして使われています。それが「The Manor House Hotel and Golf Club」です。立派な趣のあるマナーハウスは本館と別館にわかれており、豪華なお部屋では、まるで本当にマナーハウスに招かれたような気分を味わうことができます。ホテルにはよく手入れされた広大なお庭の他、ゴルフコースも併設されています。
また、宿泊はできないけれど行ってみたいという方におすすめなのがマナーハウスでのアフタヌーンティーです。こちらのホテルでは一年を通して午後2時から4時半まで伝統的なアフタヌーンティを楽しむことができます。
カッスルクームには「The Manor House Hotel and Golf Club」の他にもう1軒「The Castle Inn Hotel」があります。こちらも雰囲気のある可愛らしいホテルで食事がおいしいと評判です。
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カッスルクームへの行き方
カッスルクームへ電車やバスを利用しての行き方は、ロンドンからの場合、Paddington(パディントン)駅からChipphenham(チッペンハム)駅まで電車で約1時間15分。そこからは35番のバスで約20分です。ロンドンから十分日帰りも可能ですがバスの本数は2時間に1本と本数はあまり多くありませんので時間のない方や、効率よくコッツウォルズ地方をまわりたいという方はレンタカーの利用や日帰りツアーの利用もおすすめです。
